ビジネスシーンの言葉遣い磨く新聞 | 新聞科学研究所

ビジネスシーンの言葉遣い磨く新聞

 新聞科学研究所の調査によると、新聞を読んでいる人の方が読んでいない人よりも「語彙(ごい)力に自信がある」と回答する傾向があることが分かりました。今回はそんな調査結果をもとに、インタビューを実施。新聞で語彙力が身につくのか、実際に新聞購読者の方にお話をうかがいました。

 

 1.現在はどのような仕事をされているのでしょうか?

 

 現在は信託銀行で営業をしています。具体的な仕事の内容は、不動産の売買仲介が主です。法人のお客様の間に立ち、物件などの売買に関するさまざまなご相談にお応えしています。新聞は入社した当初から読んでいるのですが、売主や買主など、テナントとして入られる企業様の情報を収集したり、紙面のニュースをお客様との会話に生かすことができたりと、とても役に立っています。

 

 2.新聞を読みだしたきっかけを教えてください。

 

 入社当時の上司に勧められたのがきっかけです。金融業界は新聞を読んでいる人も多いので、社会や経済に関するニュースが話題になることも多い。また、もともと文系出身だったこともあり、金融に関する知識がないことが不安でした。専門用語なども分からず、目上の方との会話も上手くできるか分からない…。そんな思いを抱えていたときに上司の一言で、購読を決めました。いまは毎日、自分の業務に関連するトピックを中心に、紙面全体に目を通すようにしています。

 

 3.新聞を読み始めて、何か変化はありましたか?

 

 世の中での出来事を把握できるようになったのはもちろん、以前よりも自分や人の言葉遣いが気になるようになりました。例えば誰かが漢字の読み方を間違えているのが気になったり、言葉選びや言い回しに気を配るようになったり…。新聞を通して日々活字にふれているからこそ、言葉に対する感度があがっているのだと思います。知らない言葉に出会ったときに意味を調べることも増えました。新聞には、世間で話題となっている新しい言葉も多く登場します。そういう意味では、新聞は語彙力を養うきっかけになっているのかもしれません。

 

 

 4.言葉を意識するようになったことで、仕事への向き合い方に変化はありましたか?

 

 お客様と会話するとき、相手に合わせて言葉選びや言い回しを変えられるようになりました。私はお客様との会話では、なるべく専門用語を並べ立てるのではなく、分かりやすい言葉を使った方がいいと考えています。とはいえ、くだけた言葉ばかりでは信用していただけないこともある。どれくらいきちんとした言葉遣いをするか、相手を見てその都度判断するようにしています。新聞には、ビジネスシーンで使えるフォーマルな言葉が多く使われています。日々新聞に目を通すことで、カジュアルな言葉とフォーマルな言葉を使い分ける引き出しが鍛えられたのかもしれません。

 

 5.今後も新聞を読んでいきたいと思いますか?

 

 金融業界は、社会情勢や経済の動きに合わせて大きく変化します。そういう意味で新聞は、仕事をしていく上でとても大切な情報源だと思います。言葉遣いについても、入社したころと比べてますます気になるようになっているので…。情報を収集するためにも、言葉に関する感度を磨いていくためにも、新聞は今後も読み続けたいと思います。

 

信託銀行勤務/営業 30代 女性

2021年 2月 5日公開

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