【須田亜香里さんに聞く】新聞を読み始めたら、アンテナが一気に広がった

タレント 須田亜香里(すだ・あかり)さん

1991年生まれ。名古屋市出身。2009年にアイドルグループのSKE48に入り、チームEのリーダーを務めた。テレビ番組のコメンテーター、ラジオのレギュラー出演、雑誌連載の執筆など多方面で活躍する。17年3月、初の書籍「コンプレックス力 ~なぜ、逆境から這い上がれたのか?~」を刊行した。


「新聞とのつきあい方がわからない」。若い人に限らず、こんな声をよく聞きます。忙しい時間のなかで、新聞を上手に使いこなしているSKE48の須田亜香里さんにインタビューしました。

 

自宅では父親が最初に読んで、家族で順番に

 

Q.普段とても忙しいと思いますが、どんな時に新聞を読んでいますか。
 ――自宅の食卓に必ず新聞が置いてあるので、家族の中で父が最初に読んで、次に誰かに回ってきて読む、というような順番があります。ゆっくり起きた日は、朝ご飯を食べながら読むことも多いですね。もともと、語彙を増やしたい、トークがうまくなりたいと悩んでいた時期に、勧めてくださる方が多くて読み始めました。

 

Q.どの面を読みますか。
 ――珍しいことかもしれませんが、1面から順に読みます。几帳面な性格なので、表紙だと思ったところから読みたいんですよ。最近は、テレビのニュースで持ちきりになっている話題をあらためて紙面で読み直す、というのを心掛けています。

 

テレビ局、ラジオ局の人が対等に接してくれるように

 

Q.新聞を読んでいてよかったと思うことはありますか。
 ――読んでいるだけで周囲から大人扱いしてもらえる感じがします。テレビ局やラジオ局の方からも、対等に接してもらえることが増えました。

 

Q.著書「コンプレックス力」を読むと、何ごとも研究熱心な須田さんにとって、新聞もその材料の一つなのかな、と感じます。
  ――新聞を読み始めたら、アンテナを張る部分が一気に増えました。見たいものだけを見たり検索したりしているよりも視野が広がり、ありがたいなって思います。ネットニュースがはやっているなかで、紙面で読むのもすごく大事。記事の大きさで、世の中で大きく扱われていることが一目でわかるじゃないですか。受け身にならないことも大切です。

 

「テレビ欄から」「記事を三つだけ」でもOK

 

Q.新聞は難しい、と思っている人がいるかもしれません。
  ――テレビ欄から見るのもいいし、1ページずつめくって広げていくのがいいんじゃないかなと思います。一時期やっていたのは、記事を三つだけ読むこと。全部は読めないので、自分のルールを作ると無理なく始められると思います。

   2018年6月15日公開