楽しむことから始めて

新津ちせ(にいつ・ちせ)さん

2010年東京都出身。14年にミュージカル「ミス・サイゴン」でデビュー。「<NHK>2020応援ソングプロジェクト」で米津玄師さんの「パプリカ」を歌う「Foorin」のメンバーとしても活躍中。映画「喜劇 愛妻物語」が公開中。10歳。

楽しむことから始めて


 読むのも書くのも好き。去年、新聞や活字が好きな友達とクラスで「新聞会社」を作りました。発行は週1回ぐらいだけど、校外授業の後は特別号を作ることもあります。

 「小説と絵本どちらが好きか」をアンケートして、答えが多かった絵本の特集をしたり、クラス全員に「タピオカは好きですか?」とインタビューして前編後編で記事を載せたり。どうやったらみんなに最後まで興味を持って読んでもらえるか、見やすいかを考えて作っています。

 家では、大人向けと子供向け両方の新聞をとっています。最近好きなのは、将棋の藤井聡太さんの記事。私と8歳しか違わないのに二冠になり、記録も更新してすごいと思います。将棋そのものだけでなく、対局中に食べる「将棋めし」や服装の記事などもあって、面白いです。

 仕事で出演する作品の時代の雰囲気をつかむために、当時の新聞を図書館で読むこともあります。「Foorin」の仕事で、全国いろんなところに行ったとき、それぞれの土地で発行されている新聞も読みました。東京で発行されている新聞と内容が違っていたり、地元の食べ物が載っていたりして、楽しいです。

 新聞を開くと、知らないことがいっぱい書いてある。政治面とか難しいなと思うけど、一つ一つ読んでいくと、関心がなかったことにも興味がわいてきます。この前、学校で、新聞の1ページの中に、例えば「の」が何個あるか数える文字探しゲームをやりました。活字に興味がない子も、いきなり何か読むんじゃなくて、ゲームで楽しむことから始めれば、自然に活字や新聞が好きになるんじゃないかなと思います。

2020年10月26日公開

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