育児を経て復職、休職時も新聞で社会とのつながりを持てた〈働くママインタビュー〉

子どもの能力を伸ばすには2020年01月27日
育児を経て復職、休職時も新聞で社会とのつながりを持てた〈働くママインタビュー〉

13年の休職、新聞がブランクの不安解消に

復職したのは2018年12月です。夫の海外勤務を機に10年務めた会社を退職して、3人の子どもを育てながら13年間専業主婦をしていました。一番下の子が小学校に入り、母との同居が始まり家事や子育てを手伝ってもらえるようになったことで、復職が実現しました。

なにしろ13年のブランクがあったので、当然不安はありましたが、家族の応援に勇気づけられました。子どもたちにも不安はあったと思いますが、「ママもまた頑張ってみたいんだ。ママ自身いろんな経験を積むことで、これからはもっといい相談相手になれると思う」と、率直な思いを伝え続けていたら自然と理解してくれたように感じています。

新聞を読み始めたのは中学生になってからです。学校の先生に勧められて読み始めたのですが、いつしか日課になりました。専業主婦になってからも常に「世の中のこと」を意識できたのは新聞を読む日課のおかげで、復職時にも大いに役立ちました。新聞を読むと考えさせられることが多く、思考の幅も広がります。

食事の栄養バランスと同じように、子どもが接する情報にも気を使いたい

子どもたちとは夕食時に新聞から話題を出し合って、コミュニケーションを取っています。「今日、学校どうだった?」と聞いてもそっけない中学生の長男でも、野球の記事をきっかけに話が深まったり、「裁判員制度って何?」といった質問をしてきたりすることがあります。普通の親子の会話だけでは行きつかない話題を、新聞が提供してくれています。

子どもたちが口にする食べ物には気を使いますが、それと同じくらい、子どもたちが接する情報にも気を使いたいと思っています。新聞は良質な情報が載っていて、読ませて安心だなと感じています。多様な記事に触れて、考える力を養っていって欲しいです。

菅 美紀さん(45歳)広告会社勤務/12歳、9歳、7歳のママ
夫の海外赴任を機に広告会社を退職して、家事・育児に専念。13年間のブランクを経て復職してからは、秘書業務を担当する。