朝読まなくてもいい、家の中心に新聞がある子育て〈働くママインタビュー〉

子どもの能力を伸ばすには2020年03月13日
朝読まなくてもいい、家の中心に新聞がある子育て〈働くママインタビュー〉

新聞の入り口は受験とスポーツ、習慣づけで活字への抵抗感なくなった

読めない日もあるのになぜかいつもわが家のテーブルに新聞があり、新聞購読を途切らせたことはありません。

情報源はネットだけだと偏るし、テレビはよく見るので、新聞から情報を得ることを子どもには知っていてほしいです。子どもが気になりそうなサッカーやオリンピックの話題を「こんなのが載っているね」と声をかけて、新聞に触れる機会を作っています。

大学生、高校生になった兄たちの新聞への入り口は中学受験。時事問題の対策がきっかけでしたが、新聞に触れることで言葉を知り、文字への抵抗感がなくなったと思います。

余裕がある時は朝に目を通しますが、朝イチから仕事がある日は、5時くらいからお弁当を作ったり、洗濯をしたりとバタバタなので、帰宅後、時間のある時に新聞を開きます。世の中であまり話題にならなくなったことも、新聞が追っていてくれるので心強く感じています。

新聞で多様な意見を吸収「自分にも他人にもやさしくなれる」

長男を出産後は専業主婦でしたが、3人目の出産後に子連れで学べる講座を見つけヨガやベビーヨガを学び、今ではインストラクターをやっています。ベビーヨガの教室を始めたときは、生後半年の娘をモデルに講習をしていました。娘がよく動くようになってからは、教える間だけ知人に娘をお願いしていました。

ベビーヨガ講座は、お母さんの心が柔らかくなって、ニコニコ過ごしてほしいという気持ちでやっています。講座でいろいろな話をしますが、新聞で視野を広げ、いろいろな角度から物事を見た方が、自分にも他人にもやさしくなれる、そんな風にも考えています。

見城佐知子さん(45歳)ヨガインストラクター/大学生、高校生、8歳のママ
ベビーヨガやヨガのインストラクターをしながら、ママ友とデザインから裁縫まで手がけるアパレルユニット“_ku_ko”として活動するなど幅広く活躍中。