眺めることから始めよう

須田亜香里(すだ・あかり)さん

1991年生まれ。名古屋市出身。2009年からアイドルグループ「SKE48」のメンバー。テレビ番組のコメンテーターや雑誌連載の執筆など多方面で活躍する。著書に「コンプレックス力~なぜ、逆境から這い上がれたのか?~」。

眺めることから始めよう


 小さい頃から朝、新聞を開くことが習慣になっていた。しかし、最近は上京することが増え、自宅ではなかなか読めなくなった。だから、紙の新聞と同じ紙面イメージで読める、スマートフォンやタブレット端末向けのサービスを利用し、移動中に読んでいる。見出しや記事の大きさがニュースの重要度を理解するのに役立っている。

 新聞はコミュニケーションのきっかけになる。時事ネタで談笑している人の輪に加われるし、相手が興味を持っていそうだったり、自分がもっと知りたかったりするニュースを話題にして、会話を広げることができる。先日、仮想通貨のニュースについて年上のスタッフに質問したら、丁寧に教えてくれた。新聞で知識を付けてから聞いたので、「ちゃんと知ろうとしているな」と感じてもらえたのだと思う。

 テレビ番組でニュースについて発言する機会が多くなった。無責任な言葉で人を傷つけたくないので、取り上げる事柄はできる限り理解するようにしている。その時、信頼できる新聞が大きな武器であり、味方になっている。

 読んで幸せな気持ちになった新聞記事とその感想を読者から募る「HAPPY NEWS 2017」のゲスト審査員を務めた。新聞記事は堅くて無機質というイメージを持っていたが、心温まる記事をたくさん読んで、だいぶ印象が変わった。どうしたら感動を伝えられるかと、いろいろ考えて書かれていることも知ることができた。

 新聞は大人のアイコン。読み続けることで語彙(ごい)が増えたり、会話の幅が広がったりすることを実感する。形からでもいい。まずは新聞を眺めることから始めようと、特に新社会人や大学生に勧めたい。

新聞を読んでみる