仕事でミスが続き、上司やお客様に怒られてばかり。いつも膨大な仕事に追われていて、気持ちの余裕が持てない。そんな時、自分は「仕事ができないのではないか」とつい悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。
仕事がうまくいかない時には必ず何か理由があります。今回は仕事ができない人の特徴や原因と打開策について、企業の採用活動に携わる人事アドバイザーの小池弾さんに聞きました。
社会人約400人に聞いたアンケート結果から、どんな壁にぶつかっているのか、その原因と解決策も詳しく紹介します。社会人のリアルな声からも現状を乗り越えるためのヒントが得られるはずです。
目次
仕事で思い悩む時って、どんな時?
仕事で壁にぶつかる時、社会人の皆さんはどのように乗り越えているのでしょうか。社会人372人に聞いたアンケート結果を基に考えます。
「仕事ができない」場面を尋ねたところ、約半数の人が「自分の意見・主張を相手にうまく伝えることができない」と回答しました。出社・リモートの勤務スタイルを問わず、コミュニケーションに課題感を持つ人が多いようです。
「上司や取引先から言われたことを理解できないことがある」「先輩や上司に相談しづらい」「スケジュール・タスク管理ができない」が続きます。
仕事ができない人の特徴とは?
―― 「仕事ができない人」にはどのような特徴がありますか?
アンケート結果からもわかる通り、仕事に必要とされるスキルやマインドセットが不足している傾向があります。
具体的には、「物事を的確に伝えられない」「言い訳やわかったふりをしてしまう」「課題や問題が見つけられない」「タスクマネジメントができない」の4つの特徴が挙げられます。
特徴1:物事を的確に伝えられない
―― 4つの特徴について詳しく教えてください
「物事を的確に伝えられない人」とは、自分の伝えたいことを相手が理解しやすいように伝えられない人のことです。話の要点をあらかじめ整理せず、思いつくままに話を進めてしまいがちな点が特徴として挙げられます。
例えば、「報告・連絡・相談」をしっかり行うのは社会人の基本ですが、ただ伝えればよいという訳ではありません。認識のズレや混乱が起きないよう、情報を的確にまとめた上で、筋道立てて伝えるスキルが必要です。
さらに、日頃から相手の価値観や考え方を理解しようと、認識をすり合わせるようなコミュニケーションが不足していることも要因です。その結果、伝えたいことが意図した通りに相手に届かず、ミスやトラブルにつながってしまいます。「相手が自分と同じ認識を持っているか」を意識しながら情報を伝えることが苦手なのかもしれません。
特徴2:言い訳やわかったふりをしてしまう
―― 言い訳が多いことは、どのような点で問題があるのでしょうか?
2つ目の特徴、「言い訳やわかったふりをしてしまう」についてですね。言い訳が多い人は、自分自身を客観的に見ることができていないと言えます。「自分の言動に問題がなかったか」「自分以外に要因があるなら、どうすれば改善できるか」を広い視点で考えられていません。
ミスやトラブルが起きたとき、問題を冷静に分析しながら解決していく必要がありますよね。それに対して、言い訳をするのは現状を解決するための適切な行動だとは言えません。責任の所在を正しく認識した行動ができないと、どこの企業でも成長できません。
自分に非がある場合は素直に認めて改善しようとすること、自分以外の要因については周りに働き掛けながら解決していくことが重要です。
―― わかったふりをすることも危険なんですよね
わかったふりをしてしまうと、認識がずれたまま物事が進んでしまいます。同じ言葉でも組織や人によって捉え方が違うからです。
例えば、「目標に対してコミットする」という言葉一つでも、100%達成できれば良しとする時もあれば、150〜200%など目標を大きく超えることが求められる場合もあります。それぞれが異なる捉え方でいると話がかみ合わず、頭の中で描いていた目標に対する行動と結果が異なってしまうでしょう。
特に、組織が多様化している現代においては、ミスコミュニケーションを防ぐためにも、言葉の定義や認識をすり合わせながら仕事を進めることが欠かせません。わからないことをわからないと言える人が貴重な存在になるんです。
課題や問題が見つけられない
―― 3つ目の特徴、「課題や問題が見つけられない」とは具体的にどのようなことでしょうか?
自ら問題を見つけ出し、自分なりの仮説に基づいた行動を積み重ねながら、解決に導く力が不足していることを指します。いつまでも誰かが教えてくれるのを待っていたり、言われたことだけをこなしたりするような、仕事に対して受け身な姿勢になっていませんか。
時代の変化が激しいため、少し先の見通しも立てづらく、必ずしも教えられた通りにはいかない可能性があります。そのため、決められた手順で簡単に終わらせられる仕事は、いずれ人工知能(AI)に置き換えられていくでしょう。
与えられた業務をこなすだけではなく、肌感覚で柔軟に改善したり、提案したりする力が今後はより強く求められます。
特徴4:タスクマネジメントができない
―― 4つ目の特徴は「タスクマネジメントができない」でした
「そもそもタスクを正しく認識できていない」「適切な工数が見積もれない」「タスクの優先順位が整理できていない」のどれかに当てはまるでしょう。
初歩的な問題として、言われたタスクを忘れている、タスクの内容をうまく理解できていないままでいると、やるべきことが正しく可視化できず、抜け漏れが多数発生してしまいます。優先順位については、緊急度や重要度、納期などが把握できていないことが原因です。タスク量が多くなると整理しきれずにミスを誘発してしまう人も含まれます。
優先度や納期などの確認はできていながらも、自分のキャパシティーを把握できておらず、難易度の高いタスクが発生すると途端に管理ができなくなる点も特徴の一つです。自分の能力以上のことを求められてもどんどん引き受けてしまう、頑張り屋さんな人が該当します。
仕事ができない人に考えられる3つの原因と解決策
―― 仕事がうまくいかない原因には、どのようなものが挙げられますか?
職場環境、心身の不調、スキルの問題が考えられます。一つずつ解説していきますね。
原因1:組織の心理的安全性が低い
―― 職場環境に原因がある場合について、具体的に教えてください
例えば、「スケジュール管理ができない場合」や「同じことを何度も言われたり、聞いたりしてしまう場合」は、本人ではなく組織、上司の側に原因がある可能性があります。メンバーそれぞれの特性や能力を理解し、「誰にどれだけ任せるか」を考えながら仕事を進めていくことは管理職の仕事です。最近は中間管理職が不足していることも多く、本来管理職が果たすべき役割が果たされないまま、「現場にいるメンバーの出来が悪い」と責任転嫁しているような印象もあります。
これらの事象が発生する原因は、そもそも組織の心理的安全性が低いことが考えられます。社員一人一人が安心して働きやすい状態が整えられていないと、仕事に思い悩んでいる社員が助けの声を上げたくても上げられないからです。
心理的安全性の低い組織に身を置いているせいで「わかったふりをせざるを得ない」といったことも十分にあり得ます。
―― 組織の心理的安全性が低下する要因として考えられることはありますか?
リモートワークが普及した影響は大きいと思います。オフィスで仕事をしていると、コーヒースペースや喫煙所など、上司や同僚と自然に会話が生まれる場所がありますよね。そこで近況を話し合ったり、仕事では見せない上司の本音を聞いたりするなど、対面で話すことで信頼関係を築きやすくなります。
一方、リモート環境下ではリアルタイムでコミュニケーションを取る機会が少なくなります。気軽に相談したり、雑談したりする雰囲気を作りづらいのが難点です。一緒に働く相手の状況が見えにくいこともあって、その人の時間を無闇に奪うのではないかとの不安を抱きやすく、目的がないと声を掛けづらいと感じる人も多いでしょう。
解決策1:社内だけでなく、社外にも解決策を求める
―― どのように解決したらよいのでしょうか?
今抱えている課題を上司に率直に相談してみるとよいでしょう。
もし社内で納得できる解決策が得られない場合は、社外の人間関係から解決策を探るのが得策です。コーチング的なコミュニケーション手法を使って、今の状況や問題を一度整理したり、自分が見落としている課題に気づかせてくれたりするような人に相談できるとベストです。
原因2:メンタルダウンの可能性がある
―― 心身の不調が原因の場合もあるのですね
過度なストレスやプレッシャーが原因で、現状を乗り越えたくても、体と心が思うようについてこなくなってしまうことがあります。例えば、成果至上主義の職場環境でなかなか結果が出せず、心理的に追い詰められている状況が続いている場合だとメンタルダウンに陥りやすくなります。
インターネットやSNSによる影響で、「どれだけ自分をうまく見せられるか」といった自己顕示欲を満たしながら互いに競い合う風潮が強まっているため、他の人と過度に比べてしまい自信を失うケースも見受けられます。
仕事ができないと悩んでいる方で、「眠れない」「食欲がない」「何事も自分のせいにしてしまう」といった症状がある場合、まずは少し休むことを考えてみてもよいかもしれません。
解決策2:適切な自己肯定感を持つ
―― 少し休むことを考える際に、何か意識すべきことはありますか?
適切な自己肯定感を持つことが大切です。自己肯定感は高過ぎても、低過ぎても、仕事に良い影響を及ぼしません。
自己肯定感が高過ぎると、変にプライドが高く、扱いづらい人という印象を与えてしまいます。一方、自己肯定感が低いと、他人と比べ過ぎて苦しくなったり、人から見下されないように過剰に自分を守ろうとしたりします。
結果的に、わかったふりをする、失敗を認めずに隠そうとすることにつながってしまいます。ありのままの自分を受け入れることが大切です。
原因3:日頃から情報収集をする習慣がない
―― スキルが足りず仕事がうまくいかない人には、どのような傾向がありますか?
日頃から“十分に”情報収集する習慣に欠けている可能性があります。ここであえて“十分に”とお伝えしたのは、「正しく理解しながら情報収集できているか」が仕事をする上でカギとなるからです。
メディアを通して伝えられる情報は、他の誰かの目を通して伝えられた情報であることがほとんどで、一つの見方に過ぎません。背景にある過程やロジックの分析ができないまま、表面的な情報だけをうのみにしている人が多く見受けられます。
特にSNSで情報に触れる時は注意が必要です。SNSは承認欲求を満たすためのツールで、「いかに多くの人に反応されるか」を考えて情報が発信されています。判断を見誤ると正しい情報を得られないことがあります。
解決策3:「一次情報」を多角的に収集する
―― 正しく理解しながら情報収集をするためには、どのようなことができるでしょうか?
できるだけたくさんの一次情報に触れることです。情報の元となった論文や調査結果にも目を向け、多角的な視点から事実を見極めることが大切です。
仕事で壁にぶつかった時の対処法
社会人約400人のアンケートでは、仕事で壁にぶつかった時の対処法を尋ねると、「自分で考えて解決策を導き出す」と回答した人が50.0%で最多。情報収集が40.1%で続きました。
さらに、「あなたが仕事をする上で、緊張して力が発揮できないと感じる場面を教えてください」と聞いたところ、「大人数での会議で発言・プレゼンをするとき(リアル)」が最多数の結果となりました。
現状を打破するために身につけたいスキル
―― 自分の意見・主張を緊張せずにうまく伝えられるようになるためには、どうしたらよいのでしょうか?
まずは、当たり前のことかもしれませんが“慣れ”が必要です。少人数での会議や1対1での対話で緊張する人が少ないのは、社内でよくある機会だからでしょう。
一方で、大勢の人がいる前で話をする機会は少なく、経験が少ないからこそ緊張します。同じように、初対面の人と会って話すことも、慣れていないから緊張してしまうものです。
もう一つは、ビジネスの基礎知識を高め、コミュニケーションを取る上での自信を持てるようにすることが大切だと言えます。身につけた知識が自信となることもあるからです。
例えば、質問をする際に内容をある程度把握できていれば、全く知識がない状態よりは理解しやすくなりますし、相手が受ける印象も変わります。同じように、大勢の前で話す時も知識や経験の裏付けがあれば、自信を持って話せるでしょう。
―― では、壁を打ち破るにはどうしたらよいでしょうか。身につけたいスキルを聞いたアンケート結果では、「他者と協力して課題を解決するためのコミュニケーション能力」を高めたいと回答した人が多かったです。その背景には何が関係しているのでしょうか?
将来の予測を立てにくい「VUCA(ブーカ)」の時代に起因するかと考えられます。
VUCAの時代である現代は変化が激しいため、中長期的な視点で目標を設定することが難しいです。社内部署の業績目標に当てはめると、個々に割り当てられた仕事を言われた通りにこなすだけでは、目標に到達しないケースがほとんどです。
自分一人だけで解決策を導き出すだけでは、今の時代、もはや太刀打ちできなくなりつつあると思うんですよね。
だからこそ、チームで力を合わせて乗り越えていく力が今求められているのではないでしょうか。大まかな指針やゴールの下、チームで知恵を出し合って、試行錯誤を繰り返しながら柔軟に対応していくことが、仕事をうまくやる上で必要だと思います。
「自分」と「社会」を知り自分の強みを再発見することが大切
―― では、仕事で壁にぶつかった時、どのように考えて行動すべきでしょうか?
まず仕事がうまくいかない状況に陥った際には、「自分にはまだ伸びしろがある」と捉えるとよいと思います。
サッカー元日本代表の本田圭佑さんも、メディアのインタビューで「伸びしろは常にMAX」と話しています。
このような発想で目の前にある課題をクリアしていけば、おのずと自分自身の成長につながります。周りからの評価が気になったり、他人と比較したりするとは思いますが、今できていない自分をネガティブに評価することは全く必要ないんですよね。
自分の強みを再発見し、評価される環境に身を置くことも大切です。評価制度は組織ごとに異なります。思い切って、環境を変えた方が好転する可能性はありますよね。
自己分析をする際に忘れないでほしいのは、能力やスキルだけを自身の強みと判断しないことです。さまざまな分野で成功している人を見ていると、「いつか必ず成功する」と信じて諦めないマインドセットも持ち合わせています。物事への向き合い方やマインド面も、大きな強みとなるんですよ。
「自分の強み」にできる長所
―― 自分の強みを認識するためには、どのような方法がありますか。?
「クリフトンストレングステスト®︎」という診断ツールを用いるのは有効な手段の1つです。この診断を受けると、4つの領域にまたがる34の資質から自分ならではの強みがわかります。
例えば、「人間関係力」の領域に含まれる「適応性」の資質を持つ人は、柔軟性が高く、臨機応変に動けます。チームの不足をうまく補うことができます。毎回シチュエーションが変わる仕事や変化に富んだ環境に身を置くと、能力を発揮しやすいでしょう。
単に強みを知るだけではなく、仕事の中でどのように発揮できるかを考えることも大切です。
仕事がうまくいかない時は視野が狭くなっているかも
―― それでも解決策が見つからない場合はどうしたらよいですか?
その道の成功者に相談すると、今の自分にはない視点でアドバイスがもらえます。成功者の視点は、さまざまな苦難を突破してきたからこそ持ち得るものです。
組織内部の問題は、中に浸かっているままの状態でいると客観視しづらくなる傾向にあります。信頼できる社外の人に相談して、客観的な視点で状況を整理することで、これまで見落としていた問題に気づき、壁を乗り越える糸口が見えてくるでしょう。
―― 課題解決のために、情報収集を意識的に実践している人も多いようです。先ほど紹介したアンケートでも、壁にぶつかった時に情報収集している人は約4割に上りました。自分の視野を広げるために、日頃できることはありますか?
世界に目を向けた一次情報に触れること、そして、その情報源を自ら確認することが大事だと感じています。
例として、日本と比較した海外の物価に対する認識の違いを取り上げてみますね。多くの人にとって、東南アジアの発展途上国は物価が安い国という感覚があるかもしれませんが、実際に訪れてみると、日本の物価とほとんど変わらないことに気づきます。むしろ日本よりも高くなっているケースもあります。
このように、先入観として抱いていた情報と、実際に足を運んで得られた情報が違うこともあります。こうした一次情報に触れれば触れるほど視野が広がり、社会全体を俯瞰できるようになるでしょう。
より一次情報に近しい情報に触れるという点においては、数ある情報収集ツールの中でも、新聞が優れています。新聞記者は、まさに足を運んで生の情報を得ています。その情報が新聞を通じて発信されているからです。
新聞購読の習慣は視野を広げるきっかけになる
―― しかしアンケートでは、新聞を仕事上の情報収集ツールとして活用している人は1割弱でした。ニュース・ビジネス系情報サイトやSNSを主な情報メディアとして使っている人が多いようです。さまざまな情報メディアに触れる際のアドバイスはありますか?
さらに、新聞やSNS、ニュース・ビジネス系情報サイトなど、複数のメディアを読み比べることをおすすめします。一つのメディアだけでは得られない情報を網羅的に集められることはもちろんのこと、自分なりに情報を取捨選択できるため、情報収集の精度が上がります。
例えば、新聞は記事の正確性や信頼性が求められるため、厳しいチェックを経た記事が載っています。一方、SNSでは個人の意見や情報が簡単に流れるため、事実と異なる情報も目にすることがよくあります。しかし、SNSでは現場で起こっている情報をリアルタイムで入手できる利点もあります。
ニュース・ビジネス系情報サイトは、ビジネスに関する情報を専門的な視点から扱っている記事が多いです。その分野に興味のある人には非常に有益だと言えます。
それぞれのメディアで取り上げられるニュースや情報の共通点や違いを見比べることで、より多角的な視点から収集でき、自分に役立つ情報を高い精度でキャッチアップできるようになります。
―― 多様なメディアがある中で、あえて新聞を読むことで仕事に生かせることはありますか?
新聞には、政治、経済、社会、文化、スポーツ、芸能など幅広いジャンルの記事が掲載されています。あらゆる年代や性別、職業に関わらず、共通の話題を見つけることができます。
例えば、スポーツや芸能、グルメなど、興味関心のある話題についても、多くの人が新聞を通じて情報を取得しています。また、社会や政治問題など、多様な価値観を持つ人々が共通に抱える問題についても、新聞を通じて情報を得ることができます。
さらに、新聞を読むことで、異なる視点や意見に触れることができ、自分自身の知識や視野を広げることができます。結果的に、仕事でも必要とされるコミュニケーション能力やビジネススキルを向上させることができるでしょう。
私の場合は、新聞に加えてニュース系まとめサイトを通して、自分の興味関心のあるジャンルだけでなく、今のトレンドとなる情報を幅広く把握するようにしています。
そういえば、仕事に直接関係がないジャンルの情報を集めたことで、その道の成功者に興味関心が湧き、実際に会ったことで、新しい事業につながったことがありました。新しい着想を得るには、やはり自分の興味関心の範囲外に目を向けることが重要ですよね。
あらゆるメディアを通じて得られた情報に加えて、さまざまな人とのコミュニケーションを通じて得られた情報も一緒に組み合わせれば、仕事のスキルアップの可能性が無限に広がるなと感じています。
仕事がうまくいかなくても、一人で解決しようとしない
今回は、人事アドバイザーの小池さんに「仕事ができない」と言われる人の特徴や原因、打開策について話を聞きました。
仕事がうまくいかない悩みは、誰もが一度は経験します。特に今の時代は、自分一人で解決することが難しい課題も増えています。
周りの人とうまく協力しながら試行錯誤を重ねること、自分の強みを仕事の中でそう生かせることを考えることが大切です。メディアを通じて情報収集し、社外の人に相談することも、視野を広げる上で有効です。
広い視野を持つことで、突破口が見つかるかもしれません。自分のペースで着実に前に進んでいきましょう。
小池弾(こいけ・だん)さん
Capy株式会社国内統括役員/人事アドバイザー
システムインテグレーター大手、人材資源(HR)のスタートアップを経て、2018年に転職支援型SNSを提供するウォンテッドリー株式会社のビジネス採用担当に就任。組織の採用、教育、文化醸成に関わりながら、リクルートメント・マーケティングを指導している。現在はIT企業Capy株式会社の国内統括役員を務めながら、人事アドバイザーとして複数社を支援している。著書に「リクルートメント・マーケティング 採用活動をマーケティングでハックせよ」(20 年、MarkeZine Digital First)がある。
<調査概要>
【調査手法】インターネットアンケート
【調査対象】会社員・フリーランス・アルバイトなど就労経験のある18歳以上の人
【調査期間】2023年4月1日~15日
【回答者数】372人
2023年5月30日公開
2024年4月18日更新
※インタビュー中のトピックは取材時のものです