市瀬良子さん(50歳)
整理収納アドバイザー 10歳のママ
約450件の家事代行経験を生かし、その人に合った整理収納を提案。セミナーやワークショップも多く開催している。整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー、整理収納教育士
新聞の情報で信頼関係作り
妊活を機にアパレル企業を退職。10年間の専業主婦生活を経て再び働き始めたきっかけは、子育て支援施設での人との出会いでした。当時の私はいわゆる“ワンオペ”育児に疲れ切っていたんですが、いきいきと働くスタッフや他のママたちと話しているうちに「もっと自由に生きてもいいんだ」と思えるようになったんです。前職とは全く異なる「整理収納」という仕事を選んだのは、夫の両親が暮らす家をもっと使いやすくきれいにしてあげたい、という思いから。まずは家事代行サービスの会社で働いて経験を積み、2年前に整理収納アドバイザー1級を取得。今は独立して、ご家庭に伺って整理収納のお手伝いをしたり、セミナーを開催したりと、充実した毎日です。
お客様の年齢層は幅広く、会話の内容は皇室や相撲、サッカーなどさまざま。新聞を通して得た知識は、お客様との信頼関係作りにとても役立っています。仕事から帰宅して、娘が塾から帰ってくるまでの20~30分間が私の新聞タイム。忙しいときは見出しだけサッと目を通し、気になった記事を切り抜いてファイリング。キッチンの手に取りやすい場所に置いておき、2~3日中に読むことを心がけています。新聞を広げると、興味を持っていること以外も自然と目に入り、世界が広がっていきますね。また、投書欄を読んで子育ての悩みに共感したり、イベントの情報を知ったりと、新聞は生活の一部になっています。私の姿を見て、娘も2年ほど前から一緒に新聞を読むようになりました。毎日の宿題にも活用していて、親子の会話も広がっています。
2020年4月10日公開