子育てで仕事で会話が広がる

里岡直美さん(39歳)

IT営業6歳・3歳のママ

2003年、大手IT・電機メーカーに就職。2度の産休・育休復帰後、時短勤務制度を選択せず、フルタイムで復帰。在宅勤務を取り入れながら、仕事と子育ての両立を図る。

子育てで仕事で会話が広がる


 昨年、長男が小学校に入学しました。保育園時代に比べて、親としてやらなければならないことが格段に増え、「効率よく仕事をしなければ」「子どもにも手をかけてあげなければ」と、いつも時間に追われていました。子どもともぶつかってばかりで、まったく余裕がありませんでした。これではよくないと、習い事に通わせるペースを落とし、子どもの興味に沿って知識を身に付ける時間を作ろうと決め、親子で子ども新聞を読んだり、子どもが好きな生き物図鑑を一緒に読んだりすることにしました。

 子ども新聞は、親子のコミュニケーションのきっかけになっています。休日に出かけた場所を記事で見つけたり、終戦の日を前に子供から原爆のことを聞かれたり、会話が弾みます。あらゆるジャンルの記事が載っているので、子供の興味や会話の幅も広がりましたね。

 入社して16年になります。社内で責任ある仕事を任されるようになり、昇格に向けた社内研修も増えています。時短勤務を選択せずにフルタイムで働いていますが、子どもにも手をかけてあげたいので、時間のやりくりがこれまでにも増して重要になりました。英会話に通うなどできる範囲でスキルアップを続けています。

 新聞は新人の頃からずっと購読しています。忙しい時でもトピックスをうまく拾うことができますし、自分が知りたいこと以外の情報も目に飛び込んでくるのもいいですね。顧客との会話を広げることができるのも新聞の良さだと思っています。

 2020年1月16日公開