保護者が新聞を読むよう勧めている子供は、学力が高い


 保護者から本や新聞を読むよう勧められている子供ほど、学力が高い傾向がある。文科省が2017年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の調査結果と保護者へのアンケートを組み合わせて分析した。発表は6月27日。

 学力テストの成績によって、小学生を学力の高いA層からD層に分けて分析した。算数Aの学力A層の子供の保護者は、74.6%が子供に本や新聞を読むよう勧めている。学力D層の保護者は53.3%で、差は21.3ポイントだった。算数B、国語Bでも20ポイント以上の差があり、もっとも差が少なかった国語Aで、19.4ポイントだった。

 子供から地域や社会の出来事や、ニュースについて話をする家庭の割合も、学力A層の方が多かった。国語Aの学力A層は71.3%、学力D層は59.2%で、12.1ポイント差。国語B、算数Bでも10ポイント以上の差だった。一方、保護者から話をするという家庭は、どの学力層でも7~8割で大きな差は見られなかった。

 学力A層とD層で10ポイント以上の差が見られたのは、「子供から勉強や成績のことについて話をする」「子供から将来や進路についての話をする」「子供から地域や社会の出来事やニュースについて話をする」の3項目。いずれも子供を発信者とするもので、高学力層の子供がいる家庭の特徴のひとつとして、幅広い話題について子供から積極的に話していることがうかがえる。

 お子さんの話題の引き出しを増やすために、新聞や子供新聞を勧めてみてはいかがだろうか。成績アップも大事だが、親子のコミュニケーションを増やすのも大切なことなのだから。(2018/8/15)

【出典】
平成29年度「学力調査を活用した専門的な課題分析に関する調査研究」
保護者に対する調査の結果と学力等との関係の専門的な分析に関する調査研究
 

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