読書する人は約2年長生き|米イエール大学の研究で明らかに

※調査開始からグループの生存率が8割に低下するまでの期間


50歳以上の「読書する人」「本を読まない人」を12年追跡調査

 

 米イエール大学が2016年に発表した研究結果によると、本を読む人は読まない人より長生きすることが明らかになった。50歳以上の3635人を1週間の平均読書時間で分け、12年にわたり追跡調査した。

 対象者を「読書する人」と「読書しない人」のグループに分け、生存率が8割に低下するまでの期間を比較すると、「読書する人」は調査開始から108か月だったのに対し、「読書しない人」は85か月だった。その差は23か月。本を読む人は、読まない人に比べて約2年間長生きすることが分かった。

 

週に3.5時間以上本を読む人は、12年後の死亡率が23%低い

 

 また、週に3.5時間以上本を読む人は読まない人に比べ、調査開始から12年後の死亡率が23%低いことも分かった。研究報告書は「本を読めば寿命が長くなるので、さらに多くの本が読めるようになる」としている。 

 

活字を読む習慣づくりにおすすめなのは…

 

 活字を読む習慣は、長生きの秘けつ。毎日の読書はハードルが高いという人には、毎日届く新聞がおすすめ。まずは見出しの拾い読みから始めてみてはどうだろうか。

【出典】
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5105607/

   2018年6月21日公開