新聞をよく読む小学生ほど高い正答率|学力テスト「国語A」で7.7ポイント差

全国学力テストの結果を文部科学省が分析


 新聞をよく読む児童・生徒ほど全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で正答率が高かったことが2017年8月、文部科学省の分析で明らかになった。

 小学6年、中学3年を対象に同年4月に実施した学力テストと、併せて生活習慣などを尋ねたアンケートの結果を分析したところ、新聞閲読習慣と学力との間に相関関係があることが分かった。

 文科省によると、小6国語Aでは、新聞を「ほぼ毎日」読んでいると答えた児童の正答率は80.6%、「週に1~3回」は79.2%、「月に1~3回」は76.5%、「読まない」は72.9%だった。

 新聞を頻繁に読む生徒ほど、正答率が高かった。ほぼ毎日読んでいる児童と、読まない児童の正答率には7.7ポイントの開きがある。

 算数、数学でも同じ傾向だった。小6算数Bでは、「ほぼ毎日」読む児童は「読まない」児童より、正答率が12.5ポイント高かった。

平成29年度 全国学力・学習状況調査 調査結果資料【全国版/小学校】

   2018年5月25日公開