
147名を対象に「産休からの復帰へ不安がありましたか︖」というアンケートを⾏ったところ、「なかった」と答えた⼈の割合は、新聞を読まない⼈で24.2%、読んでいる⼈で48.7%という約2倍もの差があることが明らかに︕
そこで、実際に産休を取得し職場復帰したKさんに話を聞きました。
新たな命の誕⽣。その影に潜む、たくさんの不安。
「現場から離れることで、話についていけなくなるのでは︖」「家庭と仕事を両⽴できるだろうか︖」「重要なプロジェクトは、任されなくなってしまうのでは︖」出産するというだけでも⼤変ですが、復帰のことを考え始めるとその不安はどんどん増すばかり。産休中に復帰することなくそのまま退職…。
なんて話を⽿にすることだってあります。
Kさんが産休復帰に不安を感じなかったワケ。
「復帰への不安は、⼈より少ないほうだった」と語るその要因のひとつは、「家にいながらも、新聞を通して世の中の流れを把握できていたから」だそうです。
働いているときに、新聞を読む習慣があったので、産休に⼊ってからも⾃然と⽬を通していたとのこと。
産”休”といっても、ママは休めない。
休暇といえど、出産・育児にと、とにかく忙しい産休。情報収集にかけられる時間や気持ちの余裕など、ほとんどないのが現実です。そんななか「産休中、はじめは新聞を読むのは3分だけでした」というKさん。
ざっと⾒出しだけを眺め、気になるものだけ本⽂まで読む。情報の強弱がはっきりしている新聞ならではの特⾊を、忙しい毎⽇でも活⽤していたようです。
「お堅いメディアだからこそ、不安が減りました。」
情報の触れ易さでいえば、TVやスマホでみるニュースの⽅が⼿軽です。
「新聞のある種の”お堅さ”が、かえって社会復帰への安⼼につながった気がします。それに、情報を”点”ではなく、連続する”線”として捉えることができるツールなので、世の中の流れを感じ取るにはとても有効でした。」
信頼度のある媒体からKさんが得たのは、“情報”だけでなく“社会復帰への安⼼感”だったとのことです。