親子のコミュニケーションに自信
たとえわが子であっても、気持ちのすべてを理解するのは難しい。子どもに「なんで?」と聞かれるたび、対応に困っている親も多いだろう。
子どもとのコミュニケーションがうまくいかず悩んでいる親に、ぜひ伝えたい調査結果がある。
2021年の新聞科学研究所の調査で、「子どもとの接し方に迷うことはない」と回答した親は、新聞を読んでいる人が48.3%だったのに対し、読んでいない人は33.0%だった。新聞に載っているのはビジネスや経済のことだけではない。芸能や旬のアーティストの記事から子どもと共通の話題を見つけたり、子育てのヒントを得られたりすることがコミュニケーションの自信につながるのだろう。
【出典】新聞科学研究所。2021年12月、全国ネット調査。新聞購読者/非購読者における調査(N=2678)
※本調査では定期購読だけでなくコンビニや売店など店頭での購入も購読と定義する。
「子どもの疑問に答えられている」新聞を読んでいる人は11ポイント高く
「子どもの疑問に答えられているか」という設問(2019年12月調査、N=3090)では、新聞を読んでいる家庭と読んでいない家庭の間に11ポイントもの差があることが明らかになった。
新聞を通して多様な情報にふれることで、疑問に答える力が磨かれるのだろうか。日々新聞に目を通すことで、子どもとの関係を深めることができるとすれば、思いがけない収穫である。