子どもの読み書きの力を高めるヒント | 新聞科学研究所

子どもの読み書きの力を高めるヒント

作文に苦手意識ない子は新聞を読んでいる

【出典】新聞科学研究所。2021年12月、全国ネット調査。新聞購読者/非購読者における調査(N=2678)
※本調査では定期購読だけでなくコンビニや売店など店頭での購入も購読と定義する。

 

 夏休みの定番の宿題といえば読書感想文。いざ紙を前にすると筆が進まず、親子で頭を抱えている人も少なくないだろう。

 そんな人に、ぜひ伝えたい調査結果が出た。

 新聞科学研究所の2021年の調査で、「自分の子どもは作文に苦手意識がない」と回答した新聞を読んでいる人の割合は37.7%。それに対して読んでいない人は18.4%と約2倍の差がついた。親が新聞を読む中で、情報整理力や語彙(ごい)力、表現力を身につけ、それが親子のコミュニケーションの中で子どもにも広がっているのかもしれない。

 

 

 

新聞を読む子ども、総合読解力に38点の差

 新聞を読むことは、文章力だけでなく、読解力を高める可能性を示した調査結果もある。

 経済協力開発機構(OECD)が世界の15歳の子どもを対象した学習到達度調査(PISA、2009年)によると、新聞を読む頻度が高い子どもほど、総合読解力の得点が高いことが分かった。新聞を「週に数回読む」と答えた子どもの総合読解力は530点で、「まったく読まない」子どもより38点高かった。
 新聞を読む機会が多い子どもほど、読解力の得点が高いという傾向は世界共通とされる。

 日本の場合、総合読解力の得点は新聞を「週に数回」読んでいる高校1年生が最も高く530点。「月に数回」「月に1回くらい」「年に2~3回」など読む回数が少なくなるほど、得点も下がる。「まったくかほとんどない」は492点で、大きく差が開いた。

 

 ふとしたとき、何に対しても「やばい」という一言で片づけがち。

 親がこうした表現を頻用していたら、子どもの表現力にどう影響するだろう。子どもの言葉をあやつる力を伸ばすために、まずは新聞を広げてみてはどうだろうか。

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